双極Ⅰ型障害

双極性障害は、あまり知名度の高い病ではありません。
一般的なうつ病への認識が強すぎるので、「うつ病でも、気分が上がることがある」のを知らない人が多いからです。
しかし、うつ状態と躁状態は、表裏一体と言えます。つまり、うつ状態にある人は、躁状態になる可能性があるということですし、逆もまた然りというわけです。

この双極性障害には、大きくわけて2種類の症状が存在します。
そのうちの1つが、双極Ⅰ型障害と呼ばれるものです。
この双極Ⅰ型障害を簡単に説明すると、重度の躁状態とうつ状態を繰り返すことを指します。

特徴としては、躁状態が非常にはっきりとしていて、その症状が重度であることがわかりやすいという点です。
典型的な躁状態とうつ状態が繰り返し現れます。また、従来「躁うつ病」と呼ばれていた症状は、この双極Ⅰ型障害に当てはまります。

他人から見ると、その変化は明らかですが、躁状態の時、本人は自覚がない場合がほとんどです。
自分でも、無意識のうちに、他人に対して攻撃的になってしまっているケースが多いです。
結果的に、その攻撃性が人間関係のトラブルの原因となり、「職を失う」「離婚する」など、大きな問題に発展することもあります。

また、もう1つの特徴としては、躁状態でもうつ状態でもない期間があるという点です。
ですが、人によっては、再発してしまうケースもあります。
再発するたびに、躁状態とうつ状態のサイクルが短くなることもあるようです。

ちなみに、躁状態からうつ状態へと切り替わる際は、基本的には少しずつ切り替わっていきます。
しかし、中には突発的に切り替わってしまうケースも少なくありません。