双極Ⅱ型障害

双極性障害には、大きくわけて2種類の症状があります。
そのうちの1つが、前回紹介した「双極Ⅰ型障害」です。そして、もう1つの症状が「双極Ⅱ型障害」と言われるものになります。
この双極Ⅱ型障害の特徴としては、軽躁状態とうつ状態が繰り返されるという点です。
Ⅰ型との違いとしては、躁状態の度合いが挙げられます。

では、どこからが躁状態で、どこまでが軽躁状態なのでしょうか。
1つの基準としては、高揚感や開放感が4日以上続くというのが、軽躁状態のようです。
しかし、その高揚感などの程度に関係なく、本人は単純に「気分が良い」といった認識しか持っていないため、その問題に気が付きにくいと言われています。
また、Ⅰ型と違って、特に周囲に支障を来すことがなくトラブルになるほどでもないため、周りからも見過ごされてしまうケースが多いです。
このように、記載すると双極Ⅱ型障害は、大した問題ではないように思いますが、決してそんなことはありません。

人によっては、摂食障害や不安障害、アルコール依存などが合併して引き起こされることもあるため、思ったよりも深刻な状態なのです。

大きくわけると、前回紹介した双極Ⅰ型障害と、双極Ⅱ型障害に分けられますが、細かく言えばほかにもいくつか種類があります。
例えば、軽躁状態と軽うつ状態が繰り返されるタイプは、気分循環症と言われています。
そして、頻繁に躁状態とうつ状態が繰り返されるタイプのことを、急速交代型またの名をラピッドサイクラーといいます。
双極性障害の人に、抗うつ薬を使用してしまうと、上記の急速交代型になってしまうケースがあり、余計に不安定化してしまうことがあるようです。
ですので、しっかりと自分の症状を担当医に説明し、適切な治療を受けることが何よりも大切なのです。